FEMME#15 Playlist「80年代CMソング特集」
<2016年2月7日放送>
選曲:長井英治(音楽ライター/FEMME)
FEMME#15 Playlist「80年代CMソング特集」
(2016年2月7日放送)
日本を代表するシンガー・ソングライターが80年代に残した多くのCMソングから名曲中の名曲をセレクトしました。
1曲目「パープルタウン」八神純子(1980年)
(JALPAK「I LOVE NEWYORKキャンペーン」CMイメージソング。)
「みずいろの雨」と並ぶ八神純子の大ヒット曲です。日本航空JALPAK「I LOVE NEWYORKキャンペーン」CMソングに起用されました。当時の日本人のアメリカという国への憧れが表現されいる曲ですよね。今でもコンサートでは総立ちになるほど盛り上がる曲です。
2曲目「PARK Ave.1981」EPO(1981年)
(キリンレモンCMソング)
シュガーベイブのカヴァー曲「DOWN TOWN」でデビューを果たしたEPOの2枚目のシングルです。キリンレモンのCMソングに起用されたEPOらしいポップスです。僕自身この曲でEPOのファンになったので非常に思い入れの強い1曲です。
3曲目「オレンジ・エアメイルスペシャル」久保田早紀(1981年)
(キリンオレンジCMソング)
異邦人のオリエンタルなイメージが強い久保田早紀ですが、この曲はAOR色の強いポップなサウンドです。キリンオレンジのCMソングとして起用されました。80年代前半の上質なポップスをお楽しみ下さい。
4曲目「NATALIE/竹内まりや(1981年)
(花王『リーゼ』CMソング)
竹内まりやの独身時代最後のシングルは作詞・作曲ををてがけたオリジナル曲です。本人出演のCMソングとして起用されました。全編英詞による歌詞は、アメリカンポップなセンスがキラリと光る名曲です。
5曲目「BLACK EYE LADY」吉田美奈子(1980年)
(BLACK EYE LADY ※日立マクセルカセット UDブラック TVCM曲)
ファンクの女王の名を欲しいままにしていた時期の吉田美奈子のシングル曲です。
カセットテープのCMソングとして起用されたソウルフルな名曲です。
6曲目「黒のクレール/大貫妙子(1981年)
(日立マクセルカセットテープCM曲)
前年の吉田美奈子に続き、マクセルのカセットテープのCMソングに起用されたのは大貫妙子。坂本龍一のアレンジがキラッと光る大貫妙子の代表作。アレンジはミシェッル・ルグラン風にしてほしいと、教授にお願いしたそうです。
7曲目「MY song for you」尾崎亜美(1982年)
(カルピスCMソング)
カルピスのCMソングに起用された1曲です。僕自身がこの曲で尾崎亜美のファンになったので、これまた非常に思い入れの強い曲です。ラストのフレーズ「MY SONG FOR YOU」というフレーズがCMでは「カルピス フォー ユー」と歌われていました。
8曲目「不思議な体験」松任谷由実(1983年)
(ニッカウヰスキー「マイルドニッカ」CMソング)
アルバム「VOYAGER」に収録の1曲ですが、ニッカウィスキーのCMソングとして起用された曲です。アポジーとペリジーというロボットが出て来るCMだったんですが、これがとても可愛いかったんですよね。CMはサビ部分だけが流れていたので、Aメロを聴いた時は曲の展開にビックリしました。
9曲目「ラーメン食べたい」矢野顕子(1984年)
(明星食品「ラーメンたべたい」)
明星食品の「ラーメンたべたい」というラーメンのCMソングです。この曲は、先に曲があり、後から商品がそのまま曲のタイトルになったといういかにも80年代らしいエピソードが残っている1曲です。
10曲目「風になれ -みどりのために-」谷山浩子(1983年)
(エーザイ 胃薬 サクロン CM曲)
サクロンというCMソングに起用された曲です。かなりCMで流れていたので、耳にした方も多いのでは?聴くだけで、胃がスッキリとしたような気持ちになるヒーリング効果も期待できる(?)素晴らしい1曲。
11曲目「あした」中島みゆき(1989年)
(KDD「001」CMソング)
80年代後半、KDDのCMソングに起用され、CMソングも話題になった1曲です。この後、YUMINGの「ANNIVERSAY」もCMに起用され、80年代最後の年を二人の女王が締めくくることとなりました。