トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第16回放送 N.S.P平賀和人と辿るポプコンヒストリー《前篇》

第16回放送 N.S.P平賀和人と辿るポプコンヒストリー《前篇》

第16回放送 N.S.P平賀和人と辿るポプコンヒストリー《前篇》

<2017.04.16 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

第16回 N.S.P平賀和人と辿るポプコンヒストリー《前篇》

1969年から86年まで17年間にわたって開催されたヤマハ主催のポピュラーソングコンテスト、通称“ポプコン”は数多の名曲やシンガーソングライターを発掘してきました。昨年からはポプコン出身のアーティストによるライブイベント『僕らのポプコンエイジ~Forever Friends, Forever Cocky Pop~』(http://popconage.com/)が始まり、各会場とも好調な動員を記録。今年は5月に全国4ヶ所で開催されるなど、そのブランド力は今も衰えていません。
今月はそのポプコンの黎明期、第5回大会(73年)にN.S.Pのベーシストとして出場し、入賞を機に、メジャーデビューを果たした平賀和人さんをゲストにお迎えしました。平賀さんは87年にN.S.Pの所属レコード会社だったポニーキャニオンに入社。ディレクターとして多くのヒット曲を手がけ、現在も社員として勤務するかたわら、スリーハンサムズ(N.S.Pの中村貴之氏、ふきのとうの細坪基佳氏と結成)の一員としてライブ活動も展開されています。
前篇となる今回は、ポプコンから生まれた名曲を聴きながら、N.S.Pがポプコンに出場した経緯や、他のアーティストとの交流などを伺いました。


01_サルビアの花01.「サルビアの花」岩渕リリ(1972)
作詞:相沢晴子 作曲:早川義夫 編曲:小野崎孝輔
ポプコンがまだ“作曲コンクール”という名称だった第3回大会(71年)で、オフコースが歌って入賞を果たした本作は、日本のロックバンドの草分け的存在であるジャックスの早川義夫が作曲。もともとは早川のソロアルバム『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』(69年)に収録されていたナンバーですが、ポプコン入賞を機に、女子大生トリオのもとまろをはじめ多くのアーティストがレコード化し、ポプコンから生まれた初のヒット曲になりました。今回はオリコン45位をマークした岩渕リリ盤をお届けしました。

02_さようならBGM.「さようなら」N.S.P(1973)
作詞・作曲:天野 滋 編曲:N.S.P
N.S.Pは、高等専門学校の同級生だった天野 滋、中村貴之、平賀和人の3人が在学中の1972年に結成。当初は“ニュー・サディスティック・ピンク”という名のロックバンドでしたが、ポプコン入賞を経てフォーク路線にシフトしたため“N.S.P”に改称したといいます。ちなみに現在、平賀さんたちが活動している“スリーハンサムズ”というバンド名は、改称する際に候補の1つに挙げられていたもの。在学中にデビュー曲としてリリースされた本作は3コードによる叙情的なナンバーで、オリコン最高46位を記録しました。

03_あせ02.「あせ」N.S.P(1973)
作詞・作曲:天野 滋 編曲:N.S.P
73年春に開催された第5回大会で入賞曲となった本作は、同年10月にセカンドシングルとしてリリース。地元・岩手のFM番組では11週連続1位を獲得するなど、圧倒的な人気を博していましたが、彼ら自身はロック調の「ちょうちょ」(本作のB面に収録)の方が自信作だったようです。結果的にフォーク調の本作が入賞したことで、デビュー後の路線が決定したわけですが、今回はそのきっかけとなった第5回大会の貴重なライブ音源をご紹介しました。

04_夕暮れ時はさびしそう03.「夕暮れ時はさびしそう」N.S.P(1974)
作詞・作曲:天野 滋 編曲:福井 峻
天野がピンク・フロイドの「夢に消えるジュリア(Julia Dream)」にインスパイアされて作ったという本作は4thシングルとしてリリースされ、N.S.P最大のセールスを記録。学校を卒業して上京した彼らがプロとして活動を続けていくために、名刺代わりとなるヒットを狙った作品だったといいます。当時は叙情派フォークがブームだったこともあり、この曲もオリコン11位をマーク。本作を収録した3rdアルバム『N.S.PⅢ ひとやすみ』(74年9月)もLPチャート最高4位の大ヒットとなりました。
05_夕暮れの街BGM.「夕暮れの街」ふきのとう(1974)
作詞・作曲:山木康世 編曲:瀬尾一三
現在、スリーハンサムズの一員として、平賀さんと活動をともにしている細坪基佳も、ふきのとう時代にポプコンに出場していました。本作は73年の北海道大会の入賞曲で、デビューシングル「白い冬」(オリコン最高14位)のB面に収録されています。アマチュア時代から親交のあったN.S.Pとふきのとうは叙情派フォークの代表格として、精力的なライブ活動とアルバム制作を展開。79年には天野 滋が作詞、細坪が作曲を手がけた「愛のナイフ」という楽曲をそれぞれリリースするなど、両者の交流は40年以上にわたって続いています。

06_ひとりぼっちの部屋04. 「ひとりぼっちの部屋」高木麻早(1973)
作詞・作曲:高木麻早 編曲:萩田光雄
第5回大会に名古屋地区代表として出場した高木は、入賞曲の本作で歌唱賞も受賞。同年9月にレコードデビューを果たし、オリコン14位をマークしました。同時期にリリースされた1stアルバム『高木麻早』も10万枚を超える大ヒットを記録。同じ第5回大会で入賞したN.S.Pとともに、初期のポプコンを代表するアーティストとして、フォークシーンを牽引しました。なお、本作は当時ヤマハに所属していた名アレンジャー・萩田光雄の編曲家デビュー作としても知られています。今回はポプコンのライブ音源でお楽しみいただきました。

07_あなた05.「あなた」小坂明子(1988)
作詞・作曲:小坂明子
ポプコンから生まれた初のミリオンセラーにして最大のヒット曲です。当時、高校生だった小坂は授業中に書いたという本作で第6回大会(73年)に出場。直後に開催されたグランプリ大会、さらに第4回世界歌謡祭でもグランプリを獲得します。同年暮れにデビューするや、オリコン1位を7週連続で獲得するメガヒットとなり、翌74年の紅白歌合戦にも出場。ポプコンの存在を全国に知らしめた記念碑的作品といえますが、今回は世界歌謡祭で収録されたライブ音源でお届けしました。

08_プラタナスの丘BGM.「プラタナスの丘」庄野真代(1974)
作詞・作曲:田原敬子
ここからは、今年初めて『僕らのポプコンエイジ』に参加する4組のアーティストの楽曲を紹介しました。1組目は、73年にヤマハのボーカルオーディションに合格し、第6回大会(73年)から第10回大会(75年)まで、他者が作った楽曲を歌う譜面歌手として出場していた庄野真代。本作は第7回大会(74年)の入賞曲ですが、庄野は自身が作詞を手がけた「グッドバイ・モーニング」(歌唱:サンディー・アイ)が、76年の第11回大会と第7回世界歌謡祭でグランプリを獲得するなど、初期のポプコンで顕著な活躍を示しています。

09_雨の日のひとりごと06.「雨の日のひとりごと」八神純子(1974)
作詞・作曲:八神純子 編曲:小林 南
2組目は、第8回大会(74年)に16歳で初出場した八神純子。力強いハイトーンボイスと、卓越したソングライティング能力で、同時エントリーの「幸せの時」が入賞、本作が優秀曲賞に輝き、前代未聞の同一大会ダブル受賞を果たしました。第5回世界歌謡祭にも出場した八神は、同年12月に本作でプレデビューを飾っています(プロしての本格デビューは78年発売のシングル「思い出は美しすぎて」)。今回はポプコンのライブ音源をお聴きいただきました。

08_プラタナスの丘07.「ハネムーンサラダ」榎並美穂(1983)
作詞:吉沢久美子 作曲:西谷喜久 編曲:城山清一、森村 献
3組目は、85年に「教室」でデビューした森川美穂。可憐なビジュアルからアイドル視されがちでしたが、ヤマハのボーカルオーディションでグランプリを獲得するなど、実力は当時から折り紙付きでした。ポプコンには第26回大会(83年)に本名の榎並美穂名義で、15歳で出場。譜面歌手として本作を歌唱しています。この曲も当時のライブ音源でお楽しみいただきました。

11_あんたのバラード08.「あんたのバラード」世良公則&ツイスト(1977)
作詞・作曲:世良公則 編曲:ツイスト
ゲストの平賀さんも衝撃を受けたという本作は、77年の第14回大会と第8回世界歌謡祭でグランプリを獲得。それまでフォークソングが主流だったポプコンにロック時代の到来を告げた歴史的作品で、オリコン最高6位のヒットを記録しました。なお、世良と神本宗幸(キーボード)以外のメンバーは就職先が決まっていたため、アマチュア時代のツイストは一旦解散。デビュー後に新メンバーを募り、新生ツイストとして活動を継続していきます。本作もポプコンのライブ音源でお届けしました。

《イントロクイズ解答》

21_愛はかげろう

 

 

 

 

「愛はかげろう」雅夢

22_サイレント・イヴ

 

 

 

 

 

 

「サイレント・イヴ」辛島美登里

23_わかって下さい

 

 

 

 

「わかって下さい」因幡 晃

24_ふたりの夏物語

 

 

 

 

「ふたりの夏物語」杉山清貴&オメガトライブ

25_ふたりの愛ランド

 

 

 

 

「ふたりの愛ランド」石川優子とチャゲ

 

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