トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第19回放送 音楽プロデューサー・吉田 格特集《後篇》

第19回放送 音楽プロデューサー・吉田 格特集《後篇》

第19回放送 音楽プロデューサー・吉田 格特集《後篇》

<2017.7.23 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

第19回放送 音楽プロデューサー・吉田 格特集《後篇》

0時歌謡HP用写真音楽プロデューサーの吉田格さんをゲストにお迎えしての第二夜。吉田さんはCBS・ソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)のディレクターとして、多くのアーティストを発掘・育成したのち、2002年からはソニー・ミュージックダイレクトにて山口百恵のトリビュート・アルバムや、太田裕美、大貫妙子、尾崎亜美、五輪真弓らの作品を担当。現在は(株)スプリングチューンの代表として、作家のマネジメントや音楽制作を手がけています。
後篇となる今回は、吉田さんがデビュー以来、ほとんどの制作に携わっている南野陽子の楽曲を大特集。シングルがオリコン8作連続1位を獲得するなど、数々のヒットを放った“ナンノプロジェクト”に関するお話を伺いました。


01_恥ずかしすぎて01.「恥ずかしすぎて」南野陽子(1985)
作詞:康 珍化 作曲:都倉俊一 編曲:大村雅朗
南野の18歳の誕生日(6月23日)に発売されたデビュー曲は、当時の所属事務所の代表だった都倉俊一が作曲。吉田さんは、都倉俊一グランドオーケストラやWINDS(都倉の多重録音プロジェクト)のディレクターを務めていた縁で南野を紹介され、そこから音楽制作の中心人物として辣腕を振るうことになります。ちなみにデビュー時のキャッチフレーズは「純だね、陽子。」で、本作はオリコン57位をマークしました。

02_悲しみモニュメントBGM.「悲しみモニュメント」南野陽子(1986)
作詞:来生えつこ 作曲:鈴木キサブロー 編曲:新川 博
初のトップ10入り(オリコン最高6位)を果たした3rdシングル。自身主演のドラマ『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』(フジテレビ系)の主題歌として、『ザ・ベストテン』(TBS系)や『ザ・トップテン』(日本テレビ系)にもランキングされるなど、歌手としても女優としても一気に知名度が上がりました。吉田さんは『スケバン』のタイアップ曲に関しては、ドラマプロデューサーの意向も汲んで、楽曲を制作。本作では格闘シーンでも使えるような疾走感を出そうとしたといいます。

03_風のマドリガル02.「風のマドリガル」南野陽子(1986)
作詞:湯川れい子 作曲:井上大輔 編曲:萩田光雄
前作に続いて、主演ドラマ『スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説』の主題歌に起用された4thシングル。オリコンでは5位まで上昇しました。吉田さんは、英国の歌手、ジョン・レイトンが61年にヒットさせたオールディーズの名曲『Johnny Remember Me(邦題:霧の中のジョニー)』をイメージして、作家をキャスティング。この時はドラマのプロデューサーから「ムチの音を入れてほしい」という要望があったそうですが、それについては曲に合わないという理由でお断りしたそうです。

04_楽園のDoor_103.「楽園のDoor」南野陽子(1987)
作詞:小倉めぐみ 作曲:来生たかお 編曲:萩田光雄
映画版『スケバン刑事』(東映)の主題歌として自身初のオリコン1位を獲得した6thシングル。名実ともにトップアイドルとなった南野は以後、「秋からも、そばにいて」(88年10月発売)まで8作連続(通算9作)の1位をマークする快挙を達成します。当時の彼女はアルバムでも毎回20万枚以上の高セールスを記録。結婚・出産で一時休業していた松田聖子に代わって、CBS・ソニーの屋台骨を支える一枚看板に成長します。

05_話しかけたかったBGM.「話しかけたかった」南野陽子(1987)
作詞:戸沢暢美 作曲:岸 正之 編曲:萩田光雄
『スケバン刑事』を卒業した南野が、ノンタイアップでリリースした7thシングル。オリコンのみならず『ザ・ベストテン』でも1位を獲得し、代表曲の1つとなりました。本作は、メロディやサウンドはミッシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」やモンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」、詞に関しては松任谷由実「DESTINY」をモチーフにして制作されたといいます。

06_接近(アプローチ)04. 「接近(アプローチ)」南野陽子(1986)
作詞:森田 記 作曲:亀井登志夫 編曲:萩田光雄
85年に放映された本人主演の単発ドラマ『時をかける少女』(フジテレビ系)のエンディングテーマに使用されていた5thシングル。当初は2ndシングル用に制作されたものが、『スケバン刑事』のタイアップ曲が優先されたため、歌詞の一部を変更してこの時期のリリースとなりました。ユーミンの「まちぶせ」を思わせるシチュエーションを構築した作詞家の“森田 記”は康 珍化のペンネーム。オリコン、『ザ・ベストテン』ともに最高6位のヒットを記録しています。

07_はいからさんが通る_107_はいからさんが通る_205.「はいからさんが通る」南野陽子(1987)
作詞:小倉めぐみ 作曲:国安わたる 編曲:萩田光雄
南野が主演した同名映画の主題歌で、オリコン1位を獲得した10thシングル。山川啓介に師事していた作詞家の小倉めぐみは原作漫画のファンで、ヒロインの花村紅緒と南野のイメージを重ね合わせて詞を書いたといいます。作曲の国安わたるは、中森明菜に「ジプシー・クイーン」(86年)を提供したシンガーソングライターで、南野にはアルバム曲も書き下ろしています。

08_秋からも、そばにいてBGM.「秋からも、そばにいて」南野陽子(1988)
作詞:小倉めぐみ 作曲:伊藤玉城 編曲:萩田光雄
大河ドラマ『武田信玄』の湖衣姫役や、連続ドラマ『追いかけたいの!』(フジテレビ系)の主演、さらに主演映画『菩提樹』の公開など、女優としても多忙を極めていた時期にリリースされた13thシングル。その一方で、富士通や富士フイルム、江崎グリコ、JR西日本など数々のCMにも出演していましたが、本作も自身が出演していたグリコのCMに起用され、オリコン1位を獲得しました。リリカルな詞と荘厳なアレンジが深まりゆく秋を感じさせるナンバーです。

09_涙はどこへいったの06.「涙はどこへいったの」南野陽子(1988)
作詞:康 珍化 作曲:柴矢俊彦 編曲:萩田光雄
JR西日本のイメージソングに起用された14thシングルでオリコン2位をマーク。吉田さんは、自身が好きなジャクソン・ブラウンの『Doctor My Eyes』(72年/全米8位)の詞(「最近の僕は、映画や本を見ても感動の涙を流せなくなった」と訴える内容)をモチーフに本作を制作。アイドルでもメッセージ性の強い歌を歌ってもいいのではないかと考えてシングル化に踏み切りました。

10_メリー・クリスマス07.「メリークリスマス」南野陽子(1988)
作詞:康 珍化 作曲:平野 牧 編曲:萩田光雄
6作目のオリジナルアルバム『スノーフレイクス』に収録された作品で、吉田さんが特に思い入れがあると語るメッセージソング。当時、大ヒットを連発していたナンノプロジェクトには、常に150曲ほどの作品が集まっていたということですが、同アルバムを制作するにあたって、吉田さんはメインスタッフである康 珍化や萩田光雄とともに、半年以上にわたってコンセプトや選曲、アレンジを煮詰めていったといいます。

11_Knock!! Knock!! Knock!!_111_Knock!! Knock!! Knock!!_2BGM.「Knock! Knock! Knock!」Blooming Girls(2012)
作詞:松井五郎 作曲・編曲:コモリタミノル
80年代に活躍した女性アイドル3人が結成したアラフォー・ユニット(ミセス:南野陽子、ミス:森口博子、マザー:西村知美)のデビュー曲。ラゾーナ川崎で行なわれた発売イベントには1万人が集まるなど、各方面で大きな話題を集めましたが、この作品のプロデュースも吉田さんが手がけていました。

12_吐息でネット(Refindバージョン)08.「吐息でネット(ReFinedバージョン)」南野陽子(2011)
作詞:田口 俊 作曲:柴矢俊彦 編曲:萩田光雄
オリジナルはカネボウ化粧品88年春のイメージソングとしてオリコン1位を獲得した11thシングル。自己最大のセールスを記録した代表曲といえるでしょう。今回はデビュー25周年を記念して、歌やサウンドを再構築したリアレンジアルバム『ReFined-Songs Collection〜NANNO 25th Anniversary』(2011年)に収録されたニューエディション・バージョンでお届けしました。

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