トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第23回放送 特集:3ヶ月連続!作詞家・阿久悠特集第2弾「音楽プロデューサー・飯田久彦が語る“阿久悠”」

第23回放送 特集:3ヶ月連続!作詞家・阿久悠特集第2弾「音楽プロデューサー・飯田久彦が語る“阿久悠”」

第23回放送 特集:3ヶ月連続!作詞家・阿久悠特集第2弾「音楽プロデューサー・飯田久彦が語る“阿久悠”」

<2017.11.19OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

第23回放送
特集:3ヶ月連続!作詞家・阿久悠特集第2弾「音楽プロデューサー・飯田久彦が語る“阿久悠”」

2017年は稀代のヒットメーカーとして知られる作詞家・阿久悠の没後10年・作詞家50年・生誕80年の節目の年にあたります。巷では、その半生を描いたスペシャルドラマが25%を超える高視聴率を記録。11月15日にはレコードメーカー8社から関連CDが同時にリリースされ、同月17日・18日には豪華アーティストが集結した『阿久悠リスペクトコンサート~君の唇に色あせぬ言葉を~』が開催されるなど、“阿久悠”の3文字が再び存在感を増しています。阿久氏の歌を聴いて育った“阿久チルドレン”を自任するオーガナイザーは、この機を逃してはならないと考え、3ヶ月連続の大型特集を立案。その第2弾となる今回は、ピンク・レディーや岩崎宏美など、数々のプロジェクトで阿久氏と密度の濃い仕事をしてきた音楽プロデューサーの飯田久彦さんをゲストにお迎えし、阿久氏との想い出やヒット曲にまつわるエピソードを伺いました。


01.「ペッパー警部」ピンク・レディー(1976)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
72年に歌手から制作ディレクターに転じた飯田さんが初めて本格的に阿久氏と仕事をしたのが、この曲でした。オーディション番組『スター誕生!』(日本テレビ系)で2人をスカウトした飯田さんは、同番組で審査員を務めていた阿久氏に「今のヒットチャートにないものを作りたい」と相談。その提案を受けて、詞先で制作された本作は、奇抜なタイトルと振り付けが注目されて、デビュー曲ながらオリコン4位の大ヒットとなりました。

BGM.「乾杯お嬢さん」ピンク・レディー(1976)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
デビュー曲「ペッパー警部」のB面に収録された本作は完成度が高く、ファンの間では人気のナンバー。所属レコード会社のビクターではA面に推す声も多かったようですが、飯田さんはタイトルとイントロが決め手となって「ペッパー警部」をA面にしたといいます。生前、阿久氏は「『乾杯お嬢さん』がA面だったら、おそらくキャンディーズの7掛け止まりだっただろう」と記しています。

02.「ウォンテッド(指名手配)」ピンク・レディー(1977)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
PL5枚目のシングルとしてリリースされた本作は、12週連続でオリコン1位を獲得するミリオンヒットに。日本歌謡大賞では放送音楽賞、レコード大賞では大衆賞を受賞し、初出場した紅白歌合戦でも披露されました。曲間に挿入される「ある時アラブの大富豪」等のフレーズは、映画好きの阿久氏と飯田さんが「多羅尾伴内の決めゼリフを入れよう」と話し合って制作されたもの。タイトルは西部劇でよく見かける“お尋ね者”の貼り紙から引用されています。

03.「UFO」ピンク・レディー(1977)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
阿久氏にとっても、PLにとっても、最大のヒットとなった6thシングル。オリコン1位を10週連続で獲得し、翌78年のレコード大賞を受賞しました。当時の阿久氏はPLのために40~50案のタイトルを用意。その中からリスナーの予想を裏切るようなものをセレクトしていたといいます。本作の大ヒットにより、日本ではそれまでの「ユーエフオー」から「ユーフォー」の呼称が一般的となりました。

BGM.「サウスポー」ピンク・レディー(1978)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
オリコンでは4作連続のミリオンヒットとなり、日本歌謡大賞を受賞した7thシングル。当時としては珍しい初登場1位(史上4作目)を記録し、9週連続でトップをひた走りました。実は本作に関しては同タイトルの別作品がシングルA面としてリリースされる予定でしたが、その仕上がりに納得できなかった飯田さんの判断でお蔵入りに。その結果、誕生した本作はほとんど1日で詞と曲が制作されました。

04. 「サウスポー(未発表バージョン)」ピンク・レディー(1977)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
制作から30年間、お蔵入りになったままだった本作ですが、2008年にビクターの倉庫から発見され、阿久悠の作詞集・第2弾『続・人間万葉歌』に収録されました。飯田さんはタイトルには魅力を感じていたものの、スピード感が足りないと考え、悩んだ挙句、阿久・都倉の両ヒットメーカーに作り直しを依頼。当時のPLはイニシャル(初回出荷枚数)が80万枚ほどのビッグネームだったため、工場はラインを空けて待っており、制作は綱渡りだったといいます。

05.「マンデー・モナリザ・クラブ」ピンク・レディー(1979)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:都倉俊一
PLの2人が「今でも思い入れがある大好きな曲」と公言する15thシングル。米ビルボードで37位まで上昇した「キッス・イン・ザ・ダーク」の4日後にリリースされたため、チャートではオリコン最高14位にとどまりましたが、ファンの間ではPL後期を代表するディスコチューンとして今なお高い人気を誇っています。飯田さんによると、阿久氏はこの頃から、ブームの頂点を極めたPLプロジェクトの幕引きを考えていたそうです。

BGM.「悲恋一号」井上 望(1980)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:川口 真
『スター誕生!』(日本テレビ系)出身の実力派アイドルで、79年に「ルフラン」(作詞:山上路夫、作曲・編曲:馬飼野康二)でデビューした井上も飯田さんが担当した歌手でした。本作は彼女の5枚目のシングルで、阿久氏はこれが初登板。季節の移ろいと心変わりを重ね合わせたセンチメンタルなリリックを提供しています。

06.「地平を駈ける獅子を見た」松埼しげる(1979)
作詞:阿久 悠 作曲:小林亜星 編曲:高田 弘
78年に前身のクラウンライターライオンズを引き継いで設立された西武ライオンズの球団歌。数多くのCMソングを手がけていた阿久 悠・小林亜星のコンビによって制作され、ボーカルには圧倒的な歌唱力を持つ松崎しげるに白羽の矢が立ちました。飯田さんは松崎の担当ディレクターとして「私の歌」(76年)や「愛のメモリー」(77年)などのヒットを放っています。

BGM.「悲恋白書」岩崎宏美(1977)
作詞:阿久 悠 作曲:大野克夫 編曲:萩田光雄
松崎しげるやピンク・レディー、田中星児、佐良直美など、多くの人気歌手を担当していた飯田さんですが、77年からはデビュー3年目を迎えた岩崎宏美の2代目ディレクターに就任し、さらに多忙を極めることになります。その第1弾となった本作はデビュー曲「二重唱(デュエット)」以来、シングルA面の作曲をすべて手がけていた筒美京平を初めて離れ、大野克夫を起用。その後は川口 真や三木たかし、穂口雄右など様々な作曲家と組んで、岩崎の世界を広げていきました。本作はオリコン8位をマークし、紅白歌合戦でも歌唱されています。

07.「思秋期」岩崎宏美(1977)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:三木たかし
オリコン最高6位のロングセラーとなり、レコード大賞の歌唱賞を受賞した11thシングル。今でも岩崎のコンサートでは欠かさず披露され、多くの歌手によっても歌い継がれているスタンダードナンバーです。デビュー以来、岩崎のメインライターとして多くの作品を提供していた阿久氏は、彼女をどうやって成人にさせるかを常に考えて詩作していたとか。そのことは「やがて19に」と歌う本作や、次作シングル「二十才前」の歌詞からも窺えます。

08.「この街」林部智史(2017)
作詞:阿久 悠 作曲:吉田拓郎 編曲:武部聡志
現在、エイベックス・エンタテインメントのシニアアドバイザーを務める飯田さんは、今年メモリアルイヤーを迎えた阿久氏の未発表詞にメロディをつけて楽曲化するプロジェクトにも尽力されています。本作はそのプロジェクトから生まれた作品で、作曲に吉田拓郎、編曲に武部聡志というビッグネームによって制作されました。ボーカルは“泣き歌の貴公子”として注目を浴びる林部智史。11月15日リリースのトリビュートアルバム『地球の男にあきたところよ~阿久悠リスペクト・アルバム』に収録された話題の新曲です。

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