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第26回放送「特集:作曲活動50周年・筒美京平特集(前篇)」

第26回放送「特集:作曲活動50周年・筒美京平特集(前篇)」

<2018.2.18 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

第26回放送 特集:作曲活動50周年・筒美京平特集(前篇)」 

オリコンのシングルチャートで39作が1位をマーク。作曲家部門で年間売上1位を10回獲得し、累計セールスは歴代1位の約7,600万枚――。作曲家・筒美京平が日本のポピュラー音楽史上、最大のヒットメーカーであることに異論をはさむ人はいないでしょう。昨年(2017年)は、その筒美氏が「バラ色の雲」(ヴィレッジ・シンガーズ/67年)で初ヒットを放ってから50年。来たる3月7日には、レコードメーカー3社から初の自選作品集が同時リリース(『AOR歌謡編』『アイドル・クラシックス編』『シティ・ポップス編』で、各タイトル2枚組40曲収録)されることが決定しています。
番組ではこの機会に、偉大な作曲家の足跡を辿りたいと考え、今回の特集を企画しました。ゲストは筒美氏の実弟で、音楽プロデューサーの渡辺忠孝さん。渡辺さんご自身も、森山良子や野口五郎、C-C-B、KAN、山崎まさよし、コブクロなど、数々の人気アーティストを手がけてきたヒットメーカーですが、前篇では少年時代のエピソードや、兄弟がタッグを組んだ初期の作品に関するエピソードを伺いました。


01.「ブルー・ライト・ヨコハマ」いしだあゆみ(1968)
作詞:橋本 淳 作曲・編曲:筒美京平
特集はオーガナイザー・濱口が歌謡曲に目覚めるきっかけとなった、想い出の曲からスタート。筒美氏にとって初のオリコン1位&初のミリオンヒットとなった本作は、69年の日本レコード大賞で作曲賞を受賞。高度経済成長を背景に、都会を舞台にした洗練された和製ポップスが登場したことは、歌謡界に革命を起こし、“作曲家・筒美京平”の名を一躍全国に知らしめました。

BGM.「セクシー・バス・ストップ」Dr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレス(1976)

作曲・編曲:Jack Diamond
ある洋楽ディレクターから「和製ディスコチューンを国際コンベンションに出品したい」という要請を受けて制作された本作は、インストゥルメンタルにも関わらず、オリコン最高25位のスマッシュヒットを記録。筒美氏は“Jack Diamond”名義で作曲・編曲を手がけ、覆面バンド“オリエンタル・エクスプレス”には、鈴木 茂・林 立夫・後藤次利・矢野顕子が参加しました。なお、橋本 淳が詞を乗せた浅野ゆう子盤はオリコン12位まで上昇しています。

02.「黄色いレモン 」藤 浩一(1966)
作詞:橋本 淳 作曲・編曲:筒美京平
初めてレコード化された筒美作品。但し、当時はポリドールの洋楽ディレクターだったこともあり、発売時は師匠のすぎやまこういちの名がクレジットされていました。もともと望月 浩のために制作された作品ですが、すぎやまに師事していた藤 浩一(のちの子門真人)のデビュー曲にも採用され、結果として競作扱いに。今回はリリースが若干早かった藤盤をご紹介しました。

03.「バラ色の雲」ヴィレッジ・シンガーズ(1967)
作詞:橋本 淳 作曲・編曲:筒美京平
“筒美京平”の名前で初めて大ヒットを記録した本作は、GSバンド、ヴィレッジ・シンガーズの3rdシングル。オリコンが67年秋、試験的に集計したチャートで2位をマークするなど、バンドにとっても出世作となりました。本作と、弘田三枝子「渚のうわさ」(67年の『紅白歌合戦』歌唱曲)での成功により、筒美氏は作曲家として活動していくことを決意。ポリドールを退社し、ヒットメーカーとしての地位を確立していきます。

BGM.「また逢う日まで」尾崎紀世彦(1971)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:筒美京平
筒美氏に初めて日本レコード大賞をもたらした初期の代表曲。オリコン1位を9週獲得する大ヒットとなり、日本歌謡大賞も受賞しました。本作はもともと三洋電機のエアコンのCM用に制作された曲。それがボツとなり、その後、阿久 悠が詞をつけた「ひとりの悲しみ」(69年/ズー・ニー・ヴー)として発表され、さらにタイトルと詞を変えたところメガヒットに結びついたという、いわくつきの作品です。

04. 「星空の二人」ザ・ジャガーズ(1968)
作詞:橋本 淳 作曲・編曲:筒美京平
ゲストの渡辺忠孝さんがディレクターとして一本立ちしたときに手がけた、ザ・ジャガーズの5thシングル。ブラックミュージック好きな渡辺さんらしい、和製R&Bともいうべきサウンドが聴きどころです。筒美氏より3歳下、1943年生まれの渡辺さんは学生時代よりジャズ・コンボのドラマーとして活動し、TBSミュージックを経て、フィリップスに入社。当時、多くのGSバンドを手がけていた本城和治ディレクターのもとで、森山良子やジャガーズ、ブレッド&バターらを担当されました。

05.「白いハイウェイ」ブレッド&バター(1969)
作詞:橋本 淳 作曲・編曲:筒美京平
渡辺さんが兄・筒美京平とタッグを組んだキャリア初期の作品。近年、ブームが再燃しているシティポップの草分け的存在ともいえる兄弟デュオのデビュー曲「傷だらけの軽井沢」のB面に収録されたナンバーです。“ブレバタ”は筒美氏がニューミュージック系のアーティストを手がけた最初のケース。本作は、やはり筒美氏がデビュー曲「夏しぐれ」(74年)を提供したアルフィーが1stアルバムでカバーしています。

BGM.「真夏の出来事」平山三紀(1971)
作詞:橋本 淳 作曲・編曲:筒美京平
橋本淳&筒美京平のゴールデンコンビが秘蔵っ子として育成し、長きにわたって作品を提供している平山三紀(現在は“平山みき”)の2ndシングル。モータリゼーションの時代を象徴する、男女のドライブを描いた歌詞、モータウン風のサウンドが印象的な緻密なアレンジは従来の歌謡曲にはない新鮮さがあり、オリコン最高5位のヒットを記録しました。

06.「ビヨンド」平山みき(2013)
作詞:橋本 淳 作曲:筒美京平 編曲:涌井啓一
3月7日発売の『筒美京平自選作品集 50th Anniversaryアーカイヴス』に収録された120曲のうち、最も新しい楽曲。橋本・筒美の両氏が書き下ろした作品を渡辺さんがディレクションし、グルーブ感溢れるナンバーが誕生しました。本作の歌入れには、橋本、筒美、渡辺の3氏のほかに、フジパシフィックミュージックの朝妻一郎会長も立ち会うなど、大御所揃い踏みのレコーディングだったといいます。

07.「魅せられて-エーゲ海のテーマ-」ジュディ・オング(1979)
作詞:阿木燿子 作曲・編曲:筒美京平
筒美氏にとって最大のヒット曲となった本作はオリコン1位を9週連続で獲得したミリオンセラー。自身2度目のレコード大賞と、5度目の作曲賞を受賞し、名実ともに代表作となりました。ギリシャの民俗楽器、ブズーキを使用したエキゾチックなサウンドは、まさにエーゲ海のテーマそのもの。本人曰く「編曲家としての集大成」ともいえる本作のあと、80年代以降は専業アレンジャーに編曲を委ねるようになっていきます。

《イントロクイズ解答》

 

 

 

 

「ロマンス」岩崎宏美

 

 

 

 

「ときめいて」西田ひかる

 

 

 

 

「針葉樹」野口五郎

 

 

 

 

「ROBOT」榊原郁恵

 

 

 

 

「誘惑光線・クラッ!」早見 優

 

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