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第26回放送「特集:作曲活動50周年・筒美京平特集(後篇)」

第26回放送「特集:作曲活動50周年・筒美京平特集(後篇)」

<2018.2.15 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

第26回放送 特集:作曲活動50周年・筒美京平特集(後篇)」 

昨年(2017年)、作曲活動50周年を迎えた歌謡界最大のヒットメーカー・筒美京平。「60年代から2000年代まで、5つのディケイドでオリコン1位を獲得」、「TOP10入り作品数は歴代1位の206曲」など、その偉業は枚挙にいとまがありませんが、番組では筒美氏の実弟で音楽プロデューサーの渡辺忠孝さんをゲストにお迎えし、2週連続の特集を実施しました。
渡辺さんは65年に音楽業界に入られて以来、森山良子やC-C-B、KAN、コブクロ、スチャダラパー、クラムボンなど、数々の人気アーティストを手がけてこられましたが、後篇となる今回は、兄弟でタッグを組んだヒット曲にまつわるエピソードのほか、3月7日にレコードメーカー3社から同時リリースされる『筒美京平自選作品集 50th Anniversary アーカイヴス』(『AOR歌謡編』『アイドル・クラシックス編』『シティ・ポップス編』で各タイトル2枚組40曲収録)に関するお話を伺いました。


01.「スニーカーぶる~す」近藤真彦(1980)
作詞:松本 隆 作曲:筒美京平 編曲:馬飼野康二
デビュー曲でオリコン初登場1位を初めて獲得した近藤真彦の1stシングル。筒美氏にとっては80年代初のNo.1ソングで、いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」(68年)、ジュディ・オング「魅せられて」(79年)に続く3作目のミリオンヒットとなりました。本作はもともと戸塚 修のアレンジで完成していましたが、ディレクターの小杉理宇造が「シングルとしてはインパクトが弱い」と判断。詞とアレンジを変更してリリースされたという経緯があります。

BGM.「ヒット・マシーン」Kyohei Tsutsumi & HIS 585 BAND(1976)
作曲・編曲:筒美京平
筒美氏が自作曲や海外の曲をフュージョンサウンドにアレンジしたインストアルバム『HIT MACHINE 筒美京平の世界』に収録されたオリジナルナンバー。同アルバムはオーディオマニア向けに東芝が制作していたプロユース・シリーズの一環として発売されたもので、田中清司(ドラムス)、武部秀明(ベース)、水谷公生(ギター)、羽田健太郎(ピアノ)ら、錚々たるミュージシャンが参加しています。

02.「19:00の街」野口五郎(1983)
作詞:伊藤 薫 作曲:筒美京平 編曲:川村栄二
フォノグラムや、コロムビア系のプロペラ・レーベルで様々なアーティストをプロデュースした渡辺さんは70年代後半に渡米。帰国後、フリーのプロデューサーとしてポリドールと契約したときに担当したのが野口五郎でした。本人出演の連続ドラマ『誰かが私を愛してる』(TBS系/83年1月期)の主題歌に起用された本作はオリコン16位をマーク。野口にとって久々のヒットとなり、同年の紅白歌合戦にカムバックを果たしました。

03.「ないものねだりのI Want You」C-C-B(1986)
作詞:松本 隆 作曲:筒美京平 編曲:大谷和夫、C-C-B
渡辺さんがデビュー時からプロデュースしていたC-C-Bの9thシングル。人気ドラマ『毎度おさわがせします』第3シリーズ(TBS系/87年1月期)の主題歌に起用され、彼らにとって初のオリコン1位を獲得しました。今回はもともと出世作の「Romanticが止まらない」(85年)を紹介する予定でしたが、渡辺さんのご要望により、日本のメジャーシーンでいち早くラップを導入した本作を急遽オンエアいたしました。

BGM.「AMBITIOUS JAPAN!」TOKIO(2003)
作詞:なかにし礼 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀
筒美氏は60年代から2000年代まで、5つのディケイド(10年紀)でオリコンのシングル1位を獲得していますが、本作は最も新しいナンバーワンソング。JR東海プロデュースソングとして、新幹線品川駅開業と同日にリリースされました。昨年までに紅白歌合戦で4回歌唱されるなど、日本を元気づけるTOKIOの代表曲としてお馴染みのナンバーです。

04. 「夏のクラクション」稲垣潤一(1983)
作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:井上 鑑
3月7日にリリースされる『筒美京平自選作品集 50th Anniversaryアーカイヴス』のシティ・ポップス編に収録された作品から、渡辺さんがセレクトした稲垣潤一の5thシングル。富士写真フイルムのカセットテープ“GT-1”のイメージソングに起用され、オリコン最高25位のスマッシュヒットを記録しました。現在では多くのアーティストによってカバーされるスタンダードナンバーになっています。

BGM.「エスカレーション」河合奈保子(1983)
作詞:売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:大村雅朗
オーガナイザーがセレクトした河合奈保子最大のヒット曲。20歳を目前にしたタイミングで、ヒットメーカーの筒美氏と売野氏を初起用した本作は、従来の路線とは異なるディスコ調のサウンドと、挑発的な歌詞が話題を集め、自身初のオリコンTOP3入りを果たしました。以後、筒美氏は6作のシングルA面のほか、2作のオリジナルアルバムで全曲を書き下ろしています。

05.「なんてったってアイドル」小泉今日子(1985)
作詞:秋元 康 作曲:筒美京平 編曲:鷺巣詩郎
3月7日にリリースされる『筒美京平自選作品集 50th Anniversaryアーカイヴス』のアイドル・クラシックス編に収録された作品から、渡辺さんがセレクトした小泉今日子の17thシングル。公募で寄せられたタイトルをもとに制作された本作は、富士写真フイルム“カルデア”のCMソングに起用され、彼女にとって7作目のオリコン1位を獲得しました。なお筒美氏は現在までに9作のシングルA面を小泉に提供しています。

BGM.「フランス人のように」佐川満男(1969)
作詞:橋本 淳 作曲・編曲:筒美京平
姉妹番組『ラジオ歌謡選抜』(FMおだわら/日曜23~24時)のテーマ曲にもなっている佐川満男の29thシングル(但し『ラジカセ』ではインストバージョンが流れています)。タイトル通り、フランス風の洒落たサウンドと、小粋な歌詞が印象的なナンバーで、オリコン79位をマークしています。

06.「赤い風船」浅田美代子(1973)
作詞:安井かずみ 作曲・編曲:筒美京平
リスナーから寄せられたリクエスト曲。浅田自身が出演していた連続ドラマ『時間ですよ』(TBS系/73年)の劇中歌だったこともあり、発売されるやオリコン初登場2位、さらに5週連続の1位を獲得する爆発的なヒットを記録しました。筒美氏はドラマプロデューサー・久世光彦の「現代の童謡を作りたい」との依頼を受けて、本作の作曲・編曲を手がけたといいます。

07.「ともだち」南 沙織(1972)
作詞:有馬三恵子 作曲・編曲:筒美京平
リスナーから寄せられたリクエスト曲。シンシアの愛称で絶大な人気を博した南 沙織の3rdシングルでオリコン7位のヒットを記録しました。本作は、歌い手の私小説的な路線を意識していたプロデューサーの酒井政利が、「東京でまだ友達ができないの」と言った南のコメントをヒントに制作されたといいます

08.「強い気持ち・強い愛」小沢健二(1995)
作詞:小沢健二 作曲:筒美京平 編曲:小沢健二、筒美京平
作曲家・編曲家としてデビュー以来、常に新しい才能と仕事をしてきた筒美氏は、90年代、“渋谷系の王子”として一世を風靡した小沢健二ともコラボしました。本作は、小沢がスチャダラパーと共演した「今夜はブギー・バック」(94年)を耳にした筒美氏が、小沢の音楽性と声質に魅力を感じて、共作が実現したといいます。

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