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第28回放送「桜田淳子特集」(後篇)

第28回放送「桜田淳子特集」(後篇)

<2018.4.22 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

第28回放送 桜田淳子特集(後篇)特集

2月にデビュー45周年を迎えた桜田淳子さんをゲストにお招きしての第二夜。前篇では代表曲にまつわるエピソードを中心に、自身のレパートリーでお気に入りの楽曲や、普段聴いている音楽についてのお話を伺いましたが、後篇では最も好きな仕事の1つだったというリサイタル(74~79年に毎年開催)や、35年ぶりのニューアルバム『マイ・アイドロジー』(2月25日発売)に対する想いなどを語っていただきました


01.「序曲(リサイタル6)」桜田淳子(1979)
作詞:山川啓介 作曲・編曲:竹村次郎
淳子さんは74年から79年にかけて、春は日劇での1週間連続ワンマンショー(74年のみ森田健作とのジョイントショー)、夏から秋にかけては全国でリサイタルを開催していました。本作はステージのために書き下ろされたオリジナル作品で、コンサートのオープニングで歌われていた定番曲。ミュージカルの開幕を告げるような華やかなナンバーです。今回は79年開催の『スーパー・ライブ~リサイタル6』に収録された音源をお届けしました。

BGM.「君の瞳に恋してる」桜田淳子(1977)
訳詞:牧 亜矢 作曲:Bob Crewe、Bob Gaudio 編曲:服部克久
フォー・シーズンズのリードボーカルとしてデビューした米歌手、フランキー・ヴァリが67年にソロ名義で発表した「Can’t Take My Eyes Off You」(全米2位)の日本語カバー。82年にはボーイズ・タウン・ギャングがディスコ調にアレンジして、オリコン最高22位のリバイバルヒットを記録しましたが、淳子さんはその5年前にステージで披露していました。今回は77年開催の『リサイタルⅣ~ラブ・トゥゲザー』のライブ音源をお楽しみいただきました。

02.「アメリカン・パトロール(私の東京)」桜田淳子(1977)
日本語詞:牧 亜矢 作曲:Frank White Meacham 編曲:竹村次郎
コンサートではオリジナル曲のみならず、洋楽やニューミュージックのカバーにも果敢に挑戦していた淳子さん。秋田の民謡やパントマイム、寸劇まで披露していたステージでの経験が、多くの引き出しを作り、後年出演したミュージカルにも繋がったと述懐されています。本作は1885年に発表されたインストゥルメンタル曲に日本語詞を乗せて歌唱。当時19歳だった淳子さんの日常と東京の風景を重ね合わせたユニークな詞は、『スター誕生!』(日本テレビ系)のディレクターでもあった宮嶋 章が“牧 亜矢”のペンネームで手がけています。今回は『リサイタルⅣ~ラブ・トゥゲザー』(77年)のライブ音源をお届けしました

BGM.「サンタモニカの風(2018Ver.)」桜田淳子(2018)
作詞:阿久 悠 作曲:萩田光雄 編曲:上杉洋史
79年にリリースされた26thシングルのセルフリメイク。オリジナル盤はエアコンのCMに起用され、「来て~来て~来て~来て~」のフレーズが一世を風靡しました。それから39年経った今でも「サンタモニカといえばこの曲」というくらい浸透しているリゾートソングですが、ニューアルバム『マイ・アイドロジー』では淳子さんの発案によって、大滝詠一の『A LONG VACATION』風にリアレンジ。AKB48の「桜の花びらたち」などの作曲者としても知られる上杉洋史によって、新しいサウンドで甦りました。

03.「ありがとうのかわりに~プロローグ」桜田淳子(2018)
作詞:桜田淳子 作曲:桜田淳子、劉 哲志 編曲:上杉洋史
本人が作詞・作曲を手がけたことで話題を呼んでいる35年ぶりの新曲(但し、作曲は劉 哲志との共作)は、自身の人生をミュージカル風に綴った8分40秒に及ぶ大作。淳子さんは昨年ゲスト出演した『スクリーン・ミュージックの宴』で大歓声を受けたことで「45年間、見守り続けてくれた皆様に『ありがとう』のかわりに歌を届けたい」と考え、この楽曲の制作に取りかかったと言います。

BGM.「リップスティック(2018Ver.)」桜田淳子(2018)
作詞:松本 隆 作曲:筒美京平 編曲:上杉洋史
78年にリリースされた23rdシングルのセルフリメイク。オリジナル盤はディスコ歌謡の名曲として、今なお多くの音楽ファンに愛され続けていますが、ニューアルバムでは、淳子さんの希望でジプシー・キングスを思わせるアダルトなナンバーに。アレンジを手がけた上杉洋史によって「アランフェス協奏曲」風のイントロから始まるラテンミュージックに、発売から40年を経て生まれ変わりました。

04.「化粧(2018Ver.)」桜田淳子(2018)
作詞・作曲:中島みゆき 編曲・ピアノ演奏:劉 哲志
中島みゆきが78年に発表した作品を、78年発売のアルバム『20才になれば』(編曲:若草 恵)や、81年発売のシングル(編曲:大村雅朗)でカバーしていた淳子さんですが、今回のニューアルバムで3度目のカバーに挑戦。劉 哲志によるピアノ1本のアレンジは、詞の世界観とは対照的に清々しささえ感じる仕上がりで、歌う淳子さんも確かな手応えを感じたといいます。

BGM.「しあわせ芝居(2018Ver.)」桜田淳子(2018)
作詞・作曲:中島みゆき 編曲・ピアノ演奏:劉 哲志
オリジナルは77年に発表した21stシングルでオリコン3位の大ヒットを記録。20歳を目前に控えた淳子さんに、アイドルからの脱皮をもたらしたメモリアルな作品です。今回リリースされたニューアルバムにはオリジナル盤よりテンポを落とした、ピアノ演奏のみのバージョンを収録。起伏の激しいメロディのため、レコーディングでは「こんなに難しい歌を歌っていたのか」と改めて認識されたそうです。

05.「手紙~親愛なる子供たちへ~(秋田弁)」桜田淳子(2018)
作詞:不詳 訳詞:角 智織、樋口了一 BGM作曲・ピアノ演奏:劉 哲志
作者不詳のポルトガル語の詞を邦訳し、樋口了一がメロディをつけた作品は2008年にシングル化され、オリコン9位のヒットを記録。あるとき、この詞と出合った淳子さんは「これは記憶を失くしつつある母が私に伝えたかったことではないか」との思いに駆られ、故郷・秋田の言葉で朗読することを決意します。昨年からはその秋田で中学時代の演劇部の仲間たちと、病院や介護施設で朗読のボランティアを開始している淳子さんですが、今回は特別に詞の一部を生で朗読してくださいました。

06.「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」桜田淳子(1978)
訳詞:山川啓介 作曲:Benny Andersson、Björn Ulvaeus 編曲:服部克久
77年にABBAが発表した作品の日本語カバー。淳子さんは山川啓介(代表作は岩崎宏美「聖母たちのララバイ」や中村雅俊「ふれあい」等。桜田淳子のステージの構成や訳詞も担当していた)が手がけた詞に登場する、控え目ながらも内に秘めた情熱を感じさせる主人公に共感を覚えていたそうです。今回は78年開催の『リサイタル5』に収録されたライブ音源をお届けしました。

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