トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第40回放送「特集:作詞家・及川眠子(前篇)」

第40回放送「特集:作詞家・及川眠子(前篇)」

第40回放送「特集:作詞家・及川眠子(前篇)」

<2019.4.21 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

4月は85年の作詞家デビュー以来、Wink「淋しい熱帯魚」(89年)、やしきたかじん「東京」(93年)、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」(95年)など、数々のヒットを放っている及川眠子さんをゲストにお迎えしました。作詞家の先生のご出演は、16年3月の売野雅勇さん以来3年ぶり2度目。ポップスやアニソンの作詞のみならず、ミュージカルの訳詞、舞台の構成、CMソングなども幅広く手がける及川さんですが、近年はエッセイやコラムの分野でも活躍しており、昨年は『ネコの手も貸したい~及川眠子流作詞術』(リットーミュージック)、今年は『誰かが私をきらいでも』(KKベストセラーズ)を出版されています。今回はSNSを通じて多くのリクエストやメッセージが寄せられたため、代表曲やリクエスト曲に関するお話を伺うだけでなく、リスナーの皆様からのご質問にもお答えいただきました。

『誰かが私をきらいでも』

『ネコの手も貸したい~及川眠子流作詞術』

『ネコイズム~及川眠子作品集』


01.「愛が止まらない~Turn it into love~」Wink(1988)
日本語詞:及川眠子 作曲:Mike Stock、Matt Aitken、Pete Waterman 編曲:船山基紀
“ユーロビートの女王”カイリー・ミノーグのアルバムに収録されていた「Turn it into love」の日本語カバーで、南野陽子主演の連続ドラマ『追いかけたいの!』(フジテレビ系)の主題歌。昭和から平成にかけてロングヒットを記録し、及川さんにとっても、Winkにとっても初のオリコン1位曲となりました。本作で初めてWinkに詞を提供した及川さんは、以後14作のシングルA面を担当するなど、メインライターとして数々のヒットを放ちます。

BGM.「涙をみせないで~Boys Don’t Cry~」Wink(1989)
日本語詞:及川眠子 作曲:Matjaz Kosi 編曲:船山基紀
ユーゴラスビアのバンド、ムーラン・ルージュの「Boys Don’t Cry」の日本語カバーで、前作「愛が止まらない」に続いてオリコン1位を獲得したダンスチューン。Winkはこの年(89年)リリースしたすべてのシングルを1位に送り込み、次作「淋しい熱帯魚」では日本レコード大賞を受賞するなど、大活躍の1年でした。ほとんどの作詞を手がけていた及川さんは89年の作詞家ランキングで1位を獲得しています。

02.「いちばん哀しい薔薇」Wink(1990)
作詞:及川眠子 作曲:鈴木キサブロー 編曲:船山基紀
ノーランズのヒット曲をカバーして、5作連続の1位を獲得した7thシングル「Sexy Music」のカップリング曲。もともとA面用に制作されたそうですが、諸事情によりAB面がひっくり返ったといいます。当時の及川さんは、見た目のインパクトを狙って、シングルA面のタイトルには画数の多い漢字を使っており、本作でもあえて漢字表記の「薔薇」を使用しています。

BGM.「絶対!Part2」早坂好恵(1990)
作詞:及川眠子 作曲:松本俊明 編曲:鷺巣詩郎
沖縄出身の実力派アイドル・早坂好恵のデビューシングル。担当ディレクタ-はチェッカーズを担当していた吉田就彦で、及川さんは中山秀征、ゆうゆに続いて、吉田とタッグを組み、ほとんどの作詞を手がけています。フジテレビ系アニメ『らんま1/2熱闘編』のオープニングテーマに起用された本作はオリコン42位をマークするスマッシュヒットを記録しました。

03.「はんぶん不思議」CoCo(1990)
作詞:及川眠子 作曲:岩田雅之 編曲:有賀啓雄
フジテレビ系バラエティ『パラダイスGoGo!!』に出演していた乙女塾出身のアイドルユニットの2ndシングル。CoCoの初期のコンセプトは「私立の女子校に通う高校生」で、メイン作詞家の及川さんは彼女たちを少しずつ大人にしていくことを念頭に詞を書き下ろしたといいます。オリコン4位まで上昇した本作は彼女たち最大のヒット曲となりました。

04. 「水平線でつかまえて」三浦理恵子(1991)
作詞:及川眠子 作曲:都志見 隆 編曲:船山基紀
CoCoとしてデビューし、その小悪魔的なキャットボイスで人気を博した三浦理恵子のソロ第2弾シングル。オリコン6位をマークし、サビの「クロール、クロールして」に合わせて、クロールの泳法を振り真似するのが定番となりました。及川さんは清純なのに、どこかエロチックな彼女の魅力を詞で表現したかったといいます。

BGM.「僕は君じゃない」池田 聡(1990)
作詞:及川眠子 作曲:八田雅弘 編曲:有賀啓雄
86年に「モノクローム・ヴィーナス」でデビューした池田聡の8thシングル。作曲はシンガーソングライターで、高井麻巳子「シンデレラたちへの伝言」などをヒットさせている八田雅弘が手がけています。及川さんは「本当の優しさとは決して押し付けない、背負わせない、気付かせないものだと思っているが、池田君の歌にはそういう優しさを感じる」とコメントされています。

05.「東京」やしきたかじん(1993)
作詞:及川眠子 作曲:川上明彦 編曲:川村栄二
関西を拠点に活動していたやしきたかじんの「もう一度、東京で勝負したい」という発言に着想を得て創作された20thシングル。作曲の川上明彦は当初、畠田理恵が歌うことを想定していましたが、詞とアレンジによってラテン歌謡に生まれ変わったといいます。ロングセラーとなった本作は全日本有線放送大賞で「読売テレビ最優秀賞」と「特別賞」を受賞しています。

06.「愛なんてジャンク!」八方不美人(2018)
作詞:及川眠子 作曲・編曲:中崎英也
及川さんが中崎英也さんと組んでプロデュースしている「新宿二丁目発、本格的DIVAユニット」八方不美人(エスムラルダ、ドリアン・ロロブリジーダ、ちあきホイみ)の1stミニアルバムのタイトルチューン。恋愛の真理を突いた、及川さんならではの情念系の歌詞が聴きどころです。カップリングにはメンバーそれぞれのソロ曲が収録されています。

《イントロクイズ解答》

 

 

 

 

「-3℃」ゆうゆ

 

 

 

 

「淋しい熱帯魚」Wink

 

 

「魂のルフラン」高橋洋子

 

 

 

 

「Newsな未来」CoCo

 

 

 

 

「愛してマスカット」SUPER MONKEY’S4

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