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第42回放送「(第1期)東京パフォーマンスドール特集」

第42回放送「(第1期)東京パフォーマンスドール特集」

<2019.6.16OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

令和になって2ヶ月目。6月は90年(平成2年)に結成され、「ライブハウスを拠点とした活動」、「本格的なダンス&ボーカルパフォーマンス」、「コンセプトを明確化したグループ内ユニットやソロ活動の並立」、「地域密着型プロジェクトへの発展」など、その後のアイドルグループのあり方に様々な影響を与えた東京パフォーマンスドール(TPD)を特集しました。令和の幕開けに、平成のアイドルシーンを彩ったTPDの音楽的魅力や功績を検証することは意義があると考え企画したわけです。ゲストにはTPD関連作品のほとんどを手掛けた音楽プロデューサーの清水彰彦さんをお迎えしました。
その清水さんは80年にCBS・ソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)に入社。洋楽担当を経てTPDの制作ディレクターとなり、その後はソニー・ミュージックダイレクトの代表取締役を務めるなど、要職を歴任されています。現在はフリーの音楽プロデューサーとして活動するかたわら、月に1回、赤坂のChanceシアターで歌謡曲イベント「アッキー清水のDJパーティー」を開催するなど、多忙な日々を送られていますが、今回は清水さんが担当された第1期TPD(90~96年)に関するお話を伺いました。


01.「キスは少年を浪費する」東京パフォーマンスドール(1993)
作詞:売野雅勇 作曲・編曲:小室哲哉
“キス少”の略称で親しまれる7thシングル。テレビ朝日系バラエティ『摩訶不思議ダウンタウンの・・・!?』と日本テレビ系バラエティ『ヒューヒュー!』のオープニングテーマに起用され、オリコン34位のヒットを記録しました。打ち込みを多用したダンサブルな作風は典型的な小室サウンドといえますが、いわゆる「TKブーム」が本格化するのは翌年のことでした。

BGM.「WAKE ME UP!!」東京パフォーマンスドール(1991)
作詞・作曲・編曲:in Voice
TPDプロジェクトは彼女たちが所属していたEPIC・ソニーの創始者・丸山茂雄と、当時の制作部長・目黒育郎が主導してスタート。制作ディレクターに抜擢された清水さんは、両氏から当時流行していたユーロビート系の楽曲を、新しい作家陣で制作するように命じられたといいます。90年5月にゴルビーズ名義で発売された「ジャスト・ライク・マジック」以降、TPD関連のシングルは毎月リリースされていきますが、グループ名義の初シングルがこの「WAKE ME UP!!」でした。

02.「ファンタジー」木原さとみ、米光美保、篠原涼子、川村知砂(1991)
日本語詞:神野々子 作曲:E. Del Barrio, M. White, V. White
89年12月にオープンした原宿RUIDOを拠点に、ノンストップで歌とダンスを繰り広げる「ダンスサミット」を定期的に開催したTPDは、ステージで披露するグループ内ユニットやメンバー単独名義の楽曲も数多くリリース。年間50曲ペースの制作を求められた清水さんは洋楽のカバーも積極的に行ないます。本作はアース・ウインド&ファイアーが77年にヒットさせたディスコチューンの日本語カバーで、3rdアルバム『Cha-DANCE Party Vol.3』に収録されました。

03.「天使のらくがき」TPD DASH!!(櫃割香奈子)(1993)
日本語詞:くにまあや 作曲:Boris Potemkin 編曲:Thousand sketches
オーディションによって精鋭を選抜したTPDプロジェクトは91年より2軍制を採用。メディアに露出するフロントメンバー7名(木原さとみ、米光美保、篠原涼子、川村知砂、市井由理、穴井夕子、八木田麻衣)と、それ以外のライブメンバーに分かれます。ライブメンバーで構成されたTPD DASH!!の1stミニアルバム『DASH!!Cha-DANCE Party Vol.7.5』に収録された本作は、ダニエル・ビダルが69年にヒットさせたフレンチポップスをハウス風にアレンジ。歌唱した櫃割香奈子は94年にフロントメンバーに昇格しています。

BGM.「ダイヤモンドは傷つかない」東京パフォーマンスドール(1993)
作詞:売野雅勇 作曲・編曲:小室哲哉
ユーミンのステージや『マッスルミュージカル』の演出で知られる中村龍史が手掛けたTPDのステージは、クオリティの高さが評判を呼び、次第に動員力を高めていきます。93年8月には日本武道館で2DAYS公演、94年8月には横浜アリーナでの公演を成功させますが、その時期に8thシングルとしてリリースされたのが、オリコン34位をマークした本作でした。

04. 「黄・昏・蝶・々」原宿ジェンヌ(篠原涼子、川村知砂)(1991)
作詞:松井五郎 作曲・編曲:羽田一郎
グループ一の出世頭・篠原涼子と、ボーイッシュな魅力で人気を集めた川村知砂が組んだ「原宿ジェンヌ」の3rdシングル。グループ内ユニットは、ステージにおける演出面からの要請のほか、声やキャラクターの相性によって決められており、その多くは清水さんがプロデュースしていました。タカラジェンヌにちなんだユニット名も清水さんの命名で、それだけに思い入れもひとしおだったといいます。ラテン調の情熱的なアレンジが印象的な本作は、ファンの間でも人気の高いダンスナンバーです。

05.「恋しさとせつなさと心強さと」篠原涼子 with t.komuro(1994)
作詞・作曲・編曲:小室哲哉
清水さんが手掛けたTPDプロジェクト45枚目のシングルにして、最大のヒット作。劇場版アニメ『ストリート・ファイターⅡ』の主題歌に起用され、オリコン1位を獲得するダブルミリオン(202万枚)を記録しました。現在は女優として活躍している篠原涼子のソロ4枚目のシングルで、初出場を果たした紅白歌合戦でも歌唱されています。本作のメガヒットにより、プロデューサー・小室哲哉の才能が広く知れ渡ることになりました。

BGM.「MAICCA~まいっか」EAST END×YURI(1995)
作詞:GAKU、YOGGY 作曲:YOGGY
TPDでは洗練された都会派としてのポジションだった市井由理が、ヒップホップグループのEAST ENDとコラボしたユニットの2ndシングル。連続ドラマ『さんかくはぁと』(テレビ朝日系)の主題歌に起用され、オリコン最高3位で2作連続のミリオンヒットとなりました。担当ディレクターは清水さんの後輩にあたる浜野太郎ですが、ユニットを結成する前の市井にラップ曲をプロデュースしたのが清水さんでした。

06.「DA.YO.NE」EAST END×YURI(1994)
作詞:GAKU、Mummy-D 作曲:YOGGY
日本の音楽シーンで初めてミリオンセールスを記録したラップ曲。発売は94年8月でしたが、半年かけてTOP10入りし、オリコン最高7位、95年の紅白歌合戦に出場するほどのメガヒットとなりました。サウンドはジョージ・ベンソンが81年にヒットさせた「Turn Your Love Around」をサンプリングしています。本作のヒットを受けて大阪弁バージョンの「SO.YA.NA」(WEST END×YUKI)など、計6バージョンのご当地盤が制作されました。

07.「月に吠える」穴井夕子(1994)
作詞・作曲・編曲:高橋 誠
フロントメンバー7名のうち、清水さんは篠原涼子、川村知砂、穴井夕子のソロワークスを担当。本作はREIMYと共同プロデュースした2ndアルバム『SIN』に収録されたコケティッシュなナンバーです。ソロ4thシングル「WILD CHILD」のカップリングにも別バージョンが収録されていますが、今回は清水さんのセレクトでアルバムバージョンをお届けしました。

《イントロクイズ解答》

 

 

 

 

 

 

「砂に消えた涙」弘田三枝子

 

 

 

 

「Pearl-White Eve」松田聖子

 

 

 

 

「空に太陽がある限り」にしきのあきら

 

 

 

 

「ナオミの夢」ヘドバとダビデ

 

 

 

 

「恋人がサンタクロース」松任谷由実

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