トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第41回放送「特集:アンフォゲッタブルなスター・西城秀樹リクエスト(後篇)」

第41回放送「特集:アンフォゲッタブルなスター・西城秀樹リクエスト(後篇)」

第41回放送「特集:アンフォゲッタブルなスター・西城秀樹リクエスト(後篇)」

<2019.5.16 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

2018年5月16日に63歳の若さで急逝した西城秀樹さん。昭和・平成を駆け抜けたスーパースターの他界に日本中が悲しみに包まれましたが、類まれなエンターテイナーぶりはその後も日を追うごとに注目度を高めています。1周忌当日の5月16日にリリースされた初のオールタイムシングル集『HIDEKI UNFORGETTABLE-HIDEKI SAIJO ALL TIME SINGLES SINCE1972』(CD5枚+DVD1枚)はオリコンのアルバム週間ランキングで初登場15位を記録。5月14日から4日連続で開催された『HIDEKI SAIJO FILM CONCERT 2019 THE 48』(豊洲PIT)にも多くのファンが足を運び、テレビでは『ザ・ベストテン』(TBS系)で満点を獲得した回が再放送されるなど、その偉大な足跡が改めてクローズアップされています。
秀樹さんの楽曲を13年間プロデュースした岡村 右さん、宣伝を20年にわたって担当された早野 寛さんをゲストにお迎えした当番組にも大きな反響が寄せられ、5月19日オンエアの前篇は「#0時歌謡」がTwitterのハッシュタグランキングで12位をマークしました。第二夜となる後篇ではリクエストの多かった80年代以降の作品を中心に、アルバム曲やカバー曲、ライブ音源などもセレクト。ゲストのお二人から披露された楽曲にまつわるエピソードや、角松敏生さんから寄せられたスペシャルメッセージに加え、秀樹さんへの想いを綴ったリスナーの皆様からのコメントも時間の許す限りご紹介しました。


01.「悲しき友情」西城秀樹(1980)
作詞:山川啓介 作曲:筒美京平 編曲:水谷公生
80年代最初のシングルとしてオリコン6位まで上昇した本作は、愛する女性を親友に譲る男の心情をドラマチックに描いたアップチューン。当時、複雑な構成の楽曲を次々と送り出していた筒美京平は本作でも多彩なメロディを惜しげもなくつぎ込んでおり、一篇の映画を観るような味わいがあります。前年、「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」の大ヒットで歌謡界の頂点に立った秀樹さんですが、この年はタイプの違うシングルを6枚も発表するなど、新たなチャレンジを開始します。

BGM.「愛の園(AI NO SONO)」西城秀樹(1980)
作詞:Stevie Wonder 追詞:山川啓介 作曲:Stevie Wonder 編曲:坂本龍一
米モータウン界のスーパースター、スティーヴィー・ワンダーのアルバム『シークレット・ライフ』(79年/全米4位)に収録された楽曲の日本語カバー。編曲は当時YMOの一員として世界的なブームを巻き起こしていた坂本龍一が担当し、マニピュレーターとして“4人目のYMO”といわれた松武秀樹が参加しています。子供番組『なんじゃ・もんじゃ・ドン!』(日本テレビ系)のエンディングテーマに起用された本作はオリコン最高7位、『決定!全日本歌謡選抜』(文化放送)では3週連続の1位を獲得し、秀樹さんに新しいイメージをもたらしました。

02.「時代」西城秀樹(1983)
作詞・作曲:中島みゆき 編曲:小六禮次郎
シングルでは「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」をはじめ、「愛の園」「眠れぬ夜」「ナイト・ゲーム」「抱きしめてジルバ」など、カバー曲を次々とヒットさせた秀樹さんですが、ライブでも洋邦の楽曲を数多くカバー。82年11月に日本武道館で開催されたコンサートで歌唱した本作もその1つです。中島みゆきが75年に発表し、世界歌謡祭でグランプリを獲得した名曲を男言葉で歌い上げたこのライブ音源は、83年リリースのライブアルバム『HIDEKI RECITAL-秋ドラマチック』に収録されています。

BGM.「南十字星」西城秀樹(1982)
作詞:竜 真知子 作曲:水谷公生 編曲:佐藤 準
東宝の創立50周年を記念して、日豪合作で製作された同名映画の主題歌。27歳の誕生日となる4月13日には、新曲発表会とデビュー10周年を兼ねたパーティー『ヒデキありがとう3650日感謝デー』が赤坂プリンスホテルで盛大に催されました。デビュー10周年記念作品としてリリースされた本作は壮大なバラードでオリコン6位をマーク。史上5組目となるシングル1,000万枚を突破し、名実ともにトップシンガーの座を確立しました。

03.「Through The Night」西城秀樹(1984)
作詞・作曲・編曲:角松敏生 ブラス編曲:磯 広行
75年から88年にかけて秀樹さんを担当された音楽プロデューサーの岡村 右さんは、80年代に入ると、それまでの職業作家に加えて、ニューミュージック系のミュージシャンや作家も積極的に起用。その1人が同時期に担当していた角松敏生さんでした。秀樹さんと同じRCAから81年にデビューした角松氏は、当時シティポップの旗手として注目されていた新進気鋭のシンガーソングライター。その角松氏が作詞・作曲・編曲を手がけた本作は16枚目のオリジナルアルバム『GENTLE・A MAN』に収録されています。

04. 「BEAT STREET」西城秀樹(1985)
作詞:吉田美奈子 作曲・編曲:角松敏生 ブラス編曲:数原 晋 コーラス編曲:吉田美奈子
今回の特集にはシングルA面のみならず、アルバム収録曲やライブ音源にも多数のリクエストが寄せられ、“アーティスト・西城秀樹”がシングルだけでは語れないことが実証されました。その中でも一番人気だったアルバムが85年に発表された『TWILIGHT MADE・・・HIDEKI』です。AORの名盤として近年、再評価が進んでいるこのアルバムに角松敏生さんは4曲を提供。その中で最も多くの票を集めたのが、52枚目のシングルとしてリカットされた本作でした。

05.「腕の中へ-In Search of Love-」Hideki Saijo & Barry Manilow(1985)
日本語詞:吉田美奈子 作曲:Barry Manilow、Howie Rice 編曲:船山基紀
日米を代表するエンターテイナーの共演で話題を呼んだ53thシングル、夢のコラボレーションは、バリー・マニロウのファンだった岡村さんが企画し、日本から送られた資料を聴いたバリーが秀樹さんの歌声に惚れこんだことにより実現しました。当初はバリー自身がアレンジをする予定でしたが、日本側で手配した船山基紀氏のアレンジが素晴らしく、そのまま採用になったといいます。85年12月に来日したバリーは本作のプロモーションにも積極的に協力。『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)では生放送のデュエットが実現し、本作はオリコン最高10位のヒットを記録しました。

BGM.「33才」西城秀樹(1988)
訳詞:なかにし礼 作曲:Julio Iglesias 編曲:萩田光雄
20thアルバム『33才』のタイトルチューンとして収録された本作はラテンミュージックの貴公子、フリオ・イグレシアスの「33Amos」(77年)の日本語カバー。この曲も岡村さんが気に入り、「33才になった秀樹に歌ってもらいたい」との思いからカバーが実現したといいます。大人のムードたっぷりに歌い上げる本作は62枚目のシングルとしてリカットされ、オリコン最高49位のスマッシュヒットを記録しました。

06.「夏の誘惑」西城秀樹(1988)
作詞:なかにし礼 作曲:井上大輔 編曲:船山基紀
岡村さんが担当ディレクターとして最後に手がけたアルバム『33才』に収録された本作は、60枚目のシングルとしてリカット。フルオーケストラによるゴージャスなサウンドが印象的なリゾート感あふれるシティポップで、秀樹さんは大人の恋の駆け引きを甘く切ない歌声で聴かせてくれます。今回は多数のリクエストを集めたことから紹介させていただきました。

07.「勇気があれば」西城秀樹(1979)
作詞:山川啓介 作曲:筒美京平 編曲:萩田光雄
2週にわたる「アンフォゲッタブルなスター・西城秀樹リクエスト特集」のエンディングは、最も多くのリクエストを集めた曲をセレクトしました。79年のレコード大賞の有力候補に挙げられた本作は30枚目のシングルとしてリリースされ、オリコン3位をマーク。『ザ・ベストテン』(TBS系)や『決定!全日本歌謡選抜』(文化放送)では1位を獲得するなど、秀樹さんを代表する名バラードとなりました。

歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 TOPに戻る

歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 記事一覧

歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」
記事一覧

ラジオ歌謡選抜

CDJournal

disk union 昭和歌謡館