トップページ ラジオ 歌謡ラジオ「午前0時の歌謡祭」 第44回放送 特集「小んなうた 亞んなうた 作曲家・小林亜星特集(後篇)」

第44回放送 特集「小んなうた 亞んなうた 作曲家・小林亜星特集(後篇)」

第44回放送 特集「小んなうた 亞んなうた 作曲家・小林亜星特集(後篇)」

<2019.8.25 OA>

オーガナイザー:濱口英樹(歌謡曲愛好家) 

8月7日に4ジャンルの作品集『小んなうた 亞んなうた~小林亜星 楽曲全集』(日本コロムビア)が同時リリースされた国民的作曲家・小林亜星さんをゲストにお迎えしての第二夜。
後篇では4タイトル5枚のCDに収録された153曲の中から、《こどものうた編》と《アニメ・特撮主題歌編》に収められた楽曲をお届けしました。


01.「ピンポンパン体操」杉並児童合唱団、金森 勢(1971)
作詞:阿久 悠 作曲・編曲:小林亜星
子供向け番組『ママとあそぼう!ピンポンパン』(フジテレビ系)で歌われ、オリコン童謡チャートで1位を獲得。260万枚以上の大ヒットとなり、72年のレコード大賞童謡賞を受賞しました。盟友・阿久が用意した長編の詞は作曲家への挑戦ともいえるものでしたが、小林さんは様々なメロディでその挑戦に応じ、結果としてまるで組曲のような構成となりました。

BGM.「あわてんぼうのサンタクロース」神崎ゆう子、坂田おさむ、天野勝弘(1986)
作詞:吉岡 治 作曲:小林亜星 編曲:越部信義
小林さんがNHK『みんなのうた』のために書き下ろした本作は1971年の発表。クリスマスの前にやってきたサンタクロースの様子をコミカルに歌ったナンバーで、今ではクリスマスソングの定番曲となっています。今回は86年にリリースされたオムニバスアルバム『みんなでたのしいクリスマス』に収録されたバージョンをお届けしました。

02.「にんげんっていいな」中島義実、ヤング・フレッシュ(1984)
作詞:山口あかり 作曲:小林亜星 編曲:久石 譲
毎日放送(MBS)制作のアニメ番組『まんが日本昔ばなし』(TBS系)の5代目エンディングテーマ。約10年にわたって断続的に使用されたため、『まんが日本昔ばなし』といえばこの曲、というほど広く親しまれています。2007年には日産セレナのCMで、ガガガDXのカバーバージョンが起用され、大きな話題となりました。

03.「オー・チン・チン」ハニー・ナイツ(1969)
作詞:里吉しげみ 作曲・編曲:小林亜星
劇団未来劇場を主宰する里吉しげみに依頼され、68年6月公演『愛すること』のために提供した楽曲。69年にハニー・ナイツの歌唱でシングル化されると、オリコン15位のヒットを記録しました。テーマは少年時代への憧憬ですが、歌詞の内容が問題視され、当時は「要注意歌謡曲」に指定されています。ほのぼのしたイラストが印象的なジャケットは、里吉の妻である水森亜土が手がけています。

04. 「ヒマラヤ雪男くん」小林亜星、コロムビアゆりかご会(1979)
作詞:阿久 悠 作曲:小林亜星 編曲:高田 弘
子供向け番組『ワンツージャンプ!』(TBS系)から生まれた、童話『泣いた赤鬼』を思わせる、ちょっぴり切ないキッズソング。小林さんは、寺内貫太郎とはひと味違う、優しく温かみのあるボーカルを聴かせてくれます。本作は「ニューファミリーソング」を標榜し、子供向けの楽曲を数多く送り出したコロムビア内のレーベル“ぱくぱくぽけっと”からリリースされました。

05.「未知という名の船に乗り」青森県八戸市図南小学校合唱部(1981)
作詞:阿久 悠 作曲:小林亜星 編曲:若松正司
杉並区和田小学校など、校歌の作曲も複数している小林さんは『第48回NHK全国音楽コンクール』(81年度)小学校の部の課題曲として本作を書き下ろしました。第56回(89年度)では「あたまの上に空」という合唱曲も提供されています。

BGM.「ロッテFit’s『奈良篇』(狼少年ケンのテーマより)」たむらぱん(2009)
作詞:林 尚司(原詞:月岡貞夫) 作曲:小林亜星 編曲:宮内美枝
時代を超えて歌い継がれるメロディをいくつも生み出してきた小林さんですが、本作もその一つ。テレビ草創期のアニメ『狼少年ケン』(NET系/63~65年)の主題歌が詞とアレンジを替えて、21世紀にCMソングとして甦りました。佐藤 健、佐々木希、渡辺直美らがユニークなダンスを披露したロッテのチューインガム「Fit’s」のCMは大評判となり、長きにわたって様々なバージョンがオンエアされました。

06.「狼少年ケン」西六郷少年合唱団(1963)
作詞:大野寛夫 作曲・編曲:小林亜星
小林さんが初めて手がけたアニソンは、東映動画(現・東映アニメーション)にとって初のアニメ作品『狼少年ケン』(NET系/63~65年)の主題歌。演奏にジャズミュージシャンを起用したレコーディングは、当時としては前例がなく、それが血沸き肉躍る、臨場感のあるサウンドに繋がったといえるでしょう。作詞の“大野寛夫”は原作も手がけたアニメーション作家・月岡貞夫のペンネームです。

07.「ガッチャマンの歌」子門真人、コロムビアゆりかご会(1972)
作詞:竜の子プロ文芸部 作曲:小林亜星 編曲:ボブ佐久間
タツノコプロ制作のアニメ番組『科学忍者隊ガッチャマン』(フジテレビ系/72~74年)の主題歌。勇壮な曲調とボーカルで幅広い層から支持され、近年は着信用のメロディとしても人気を集めています。替え歌バージョンも多数存在するなど、今やアニソンの枠を超えたスタンダードソングといえるでしょう。

08.「ユカイツーカイ怪物くん」野沢雅子(1980)
作詞:藤子不二雄 作曲:小林亜星 編曲:筒井広志
藤子不二雄原作のアニメ『怪物くん』第2シリーズ(フジテレビ系/80~82年)のオープニングテーマで、オリコンでは81年のTVマンガ・童謡部門で4位をマークするヒットを記録しました。小林さんの楽曲は多くのアーティストにカバーされたり、替え歌バージョンがCMで使用されたりするなど、時を経ても愛され続ける作品が多く、本作も嵐の大野 智が2010年に自身主演のドラマ主題歌としてカバー。2018年にはトヨタの自動車買い取りサービス「T-UP」のCMに大槻ケンヂのカバーバージョンが使用されています。

09.「魔法使いサリー」スリー・グレイセス(1966)
作詞:山本 清 作曲・編曲:小林亜星
横山光輝原作の少女向けアニメ『魔法使いサリー』(NET系/66~68年)主題歌。呪文のスキャットで始まるイントロや、デキシーランドジャズ風のサウンドなど、これぞ小林亜星!という仕掛けに満ちた楽曲といえるでしょう。歌うスリー・グレイセスは日本の女性コーラスグループの草分け的存在で、「山のロザリア」(61年)などのヒット曲を持つほか、CMの世界でも活躍しています。

10.「ひみつのアッコちゃん」岡田恭子(1969)
作詞:井上ひさし、山元護久 作曲・編曲:小林亜星
東映動画(現・東映アニメーション)制作の魔女っ子シリーズの第2弾『ひみつのアッコちゃん』(NET系/69~70年)オープニングテーマ。ちなみに第2シリーズ(88~89年)では堀江美都子が歌唱しています。小林さんは「少女向けのアニソンの方が作っていて楽しい」と明かしてくれました。

11.「ターンAターン」西城秀樹(1999)
作詞:井荻 麟 作曲:小林亜星 編曲:矢田部 正
主演ドラマ『寺内貫太郎一家』(TBS系)で父親役を演じていた小林さんが初めて息子(西城秀樹)に書き下ろした79thシングル。フジテレビ系アニメ『∀ガンダム』のオープニングテーマとして、オリコン最高27位のヒットを記録しました。作詞の“井荻 麟”は同アニメの総監督を務める富野由悠季のペンネーム。イントロのホーミーはヒカシューの巻上公一が担当しています。

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